2024-05-04

Android Auto をワイヤレスで自動接続にする

 

 

EONON GA2193Kを Android Auto にしたのですが、ワイヤレスで自動接続にならず、手動で TLINK アプリを起動して接続するという手間が発生していました。


EONON のサポートにメールで問い合わせたところ、TLINK アプリをアンインストールして TLINK5 アプリをインストールしてくださいとのこと。


DoFun Play というアプリから GA2193K 固有のアプリをインストールまたはアップデートができるとのことです。


インストールしたら TLINK5 を起動し、右下の「設定」ボタンから「バックグラウンド接続を許可しますオン」にします。

 


 

 

 

これでうまくいくはず、でした。

 

スマホの WiFi オン、Bluetooth で CarKit_blink に接続しますが、Android Auto は接続されません。

 

 

USB 接続や、CarPlayのワイヤレス接続はできます。

 

 

何度かいろいろトライしていましたが、スマホを再起動したときのみワイヤレス接続されます。

 

が、エンジンを切って再びエンジンスタートすると接続されません。

 

 

これは Android Auto のキャッシュかストレージに不具合があって接続できないのではないかと考え、Android Auto のストレージを削除しました(初期化状態になります)。

 

そして Android Auto の設定を最初からやり直したところ Bluetooth 接続でワイヤレス接続が自動的にされるようになりました。



いちいち手動で起動しなくても、車のエンジンスタートで自動的に Android Auto がワイヤレス接続されるようになりました。


TLINK アプリの場合、起動で Android Auto を接続してくれていましたが、TLINK5 アプリは挙動が変わり、起動しても接続しません。

 

Bluetooth 接続されて Android Auto が接続されるように仕様が変わったようです。





EONON の Android Navi で Android Auto がワイヤレス接続されなくて困っている場合、

 

 ① DoFun Play から TLINK5 アプリをインストール

 ② TLINK5 アプリのバックグラウンド接続許可をオン

 ③ スマホの Android Auto の初期化(ストレージ削除)

 

を行い、Bluetooth で CarKit_blink 接続すると自動的にワイヤレス接続されるようになります。

 

 



 


 

 

2024-05-01

Bluetooth & WiFi 接続した Android Auto で、LINE や楽天リンクに応答する

 

 

Bluetooth 接続されている LINE 電話や楽天リンクに着信があると、カーナビに着信表示と呼び出し音が鳴動するのですが、車の受話ボタンを押しても通話開始になりません。

 

これは LINE や 楽天リンクが Bluetooth に対応できていないのが原因です。

 

 

スマホ本体の受話ボタンをタッチすれば通話開始となり Bluetooth を介した通話は可能になります。

 

 

 

楽天リンクの場合は、ログオフするかバックグラウンドをオフにすれば標準電話アプリに着信しますので、車の受話ボタンを押すことで Bluetooth での通話開始が可能です。


 

ただしバックグラウンドオフの場合は、楽天側で標準電話着信に切り替えるのに約 10秒ほどかかり、その間は無音状態が続き、その後に着信鳴動します。

 

この 10秒間の無音状態のため、発信側はつながらないと思って切ってしまうかも知れません。

 

 

なので、楽天リンクをログオフして標準電話アプリ着信にする方が確実です。

 

 

 

LINE 電話の場合は、標準電話アプリのような代替手段がありませんから、受話のためにはスマホ本体で受話ボタンをタッチすることになります。

 

 

 

ーーーーー

このような不具合を回避するには LINE や楽天リンクに着信があった場合、自動応答するやり方があります。

 

自動応答ができれば Bluetooth 接続中に車載マイク・スピーカーを通じて通話を開始できます(ハンズフリー通話)。

 

 

自動応答するには Tasker や Macrodroid のような自動化ツールを使います。

 

 

 

例えば LINE 電話に着信があったときに、スマホ側は下図のような画面になりますので、緑色の受話ボタンをタッチすれば通話開始になります。

 

なので緑色の受話ボタンを自動化ツールで自動タッチさせると通話開始できることになります。

 

画面上部に座標表示されていますが、これは「開発者向けオプション」の中の「ポインタの位置」をオンにすれば表示されます。

 

 


 

Macrodroid の場合は次のようなマクロを作成します。

 


 

クリック(タッチ)する座標は AQUOS sense6 の場合、X=255、Y=2110 です。

 

 

同様に楽天リンクの場合はクリック(タッチ)する座標が X=835、Y=2065 です。

 

いずれも本記事記載時点のアプリの緑色の受話ボタンの座標位置です。

 

 

この座標位置はアプリの更新で変わるかも知れません。

そのときは新しい座標位置に変更します。

 

なお楽天リンクはログインした状態にしておきます。

 

 

 

自動応答にすれば通話自体は Bluetooth を介して行えますからハンズフリーが可能になります。

 

 

 

ただし通話終了は相手が切断するのを待つことになります。

(または道交法違反にならないよう一時停止して、スマホ本体で切断します)

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-04-30

Android スマホを Android Auto でワイヤレス接続する

 

 

ナビは EONON GA2193K という機種です。

 

出典:EONON の製品サイトから抜粋


 

 

クルマには元々 Kenwood のカーナビが取り付けられていましたが、Android Navi にしたくて Kenwood カーナビを外し、GA2193K に交換・取り付けしました。

 

 

この GA2193K は Android Navi 設定で使っていましたが、これを Android Auto 接続して使うことにしました。

 

 

当初 Android Auto のワイヤレス接続ができていたのですが、その後うまく接続できなくなりました。

 

スマホは AQUOS sense6 で Android13 です。

 

 

 

USB 接続では問題なくつながりますが、これでは不便です。

 

 

 

GA2193K のマニュアルには次のように記載されてます。

 

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ワイヤレスAndroidAutoの接続方法

1. Play StoreからAndroid Auto APPをスマートフォンにインストールします。

2. スマートフォンのWiFiとBluetoothをオンにします。

3. 本機のBluetoothを検索して(デバイス名:CarKit_blink、パスワード:0000)接続します。

4. Bluetoot接続が完了すると、本機は自動的にTLINK APPを起動し、Android Autoの画面に入ります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

1. 項ですが、Android13 の場合はすでにプレインストールされています。


2. 項、3. 項ですが、Bluetooth は接続できますが WiFi 接続はどうもうまくいきません。

 

WiFi 接続方向に関して、次の 2つの方向があります。

 

 1️⃣ GA2193K 側をテザリング ⇦ スマホを接続

 2️⃣ スマホ側をテザリング ⇦ GA2193K を接続

 

いずれなのかがマニュアルにははっきり記載がありません。


また 4. 項で自動的に TLINK APP が起動するとありますが、自動起動しません。

 

 

あれこれ試行しましたがどうやってもふたたびワイヤレス接続にすることができません。

 

 

 

 


 

ネット検索して ATOTO A6PF と Pixel 6a での事例を見つけました。

 

これによると、

 

 ① Bluetooth

   ◯『ATOTO』⇔ 『Pixel 6a』

   ✕『Bluetooth2』⇔『Pixel 6a

 

 ② WiFi テザリング

   ◯『CarLink』⇦『Pixel 6a』

   (ATOTO A6PF 側でテザリング)

   『CarLink』⇨『Pixel 6a』

   (Pixel 6a 側でテザリング)

 

とあります。

 

 

Android Auto ワイヤレス接続には「Bluetooth の通話・メディア接続」と「Android Navi 側のテザリングにスマホを接続」する必要があるようです。

 

 

 

 

 

【Bluetooth 接続について】

 

スマホ側から見て、大きくふた通りの接続形態があります。

 

一つは「Bluetooth テザリング接続」で、もう一つが「通話・メディア接続」です。

 

Android Auto では楽曲などのメディア再生や、通話に使いますので Bluetooth は「通話・メディア接続」し「Bluetooth テザリング接続」はしないということのようです。

 

 

"CarKit_blink" は Android Navi 側の Bluetooth 名

 

 

電話・メディア・連絡先をオン

 

 

 

 

 

 

【ワイヤレス(WiFi)接続について】

 

Android Navi 側で WiFi テザリング設定し、これにスマホを接続します。

 

普通に考えるとスマホをテザリング設定して、これに Android Navi をワイヤレス接続すると思いますよね。

 

 

ところが Android Auto ではなぜか逆で、Android Navi 側でテザリング設定してスマホをこれに接続します。

 

このとき WiFi 接続はインターネット不可の接続になりますが(Android Navi 自体が 4G 未接続なため)、これで問題ない、ということみたいです。

 

GA2193K とスマホを WiFi でつなぐのですが、接続の向きがある、ということです。

 

つまり 「GA2193K 側で WiFi テザリング設定 ⇦ スマホ接続」ということなのですが、マニュアルにはそういうことが記載されていません。

 

 

 

スマホ側が 4G 接続、かつ Android Navi 側への WiFi 接続状態で Android Auto アプリはスマホ側で動作します。

 

これを Android Navi 側に WIFI 接続を通じて写像するという形でディスプレイ側に表示、マップ表示などがされるということのようです。

 

 

Android Navi 側のテザリング設定はデフォルトで 5GHz ですが、2.4GHz に変更しておきます(iPhone/CarPlay 接続では 2.4GHz になるそうです)。


5GHz 帯はスマホ側が対応できない周波数帯になる可能性があり、接続できないのを避けるためです(2.4GHz 帯は 1〜14ch で接続可能)。

 

 

実際 5GHz 設定では接続できたりできなかったりしました。

 

 

 

以上で Android Navi 側の設定・準備は OK です。

 

 

 

次にスマホ側です。

 

 

[設定]⇨[アプリ]⇨[Android Auto]⇨[ストレージとキャッシュ]と移り、[ストレージを消去]します。

 

 

これで Android Auto は初期化されます。

 

 

Android Navi とは Bluetooth ペアリング接続と、WiFi 接続(Android Navi にスマホを WiFi 接続)をしておきます。

 

次の手順で接続します。

 

1. スマホで Android Auto を開き「ワイヤレス Android Auto」をオンにする

2. Android Auto の

をタッチする

3. Android Navi 側にある TLINK アプリを起動する

4. スマホと接続される

 

 

 

 

1項ですが、Android Auto 画面の一番下に「バージョン」情報があります( 枠部分)。

 


 

 

 

ここを連打すると「デベロッパー向けの設定を有効にしますか?」というダイヤログが表示されますので[OK]をタッチします。

 


 

 

次に右上のをタッチし「デベロッパー向けの設定」をタッチします。

 



 

 

一番上に「ワイヤレス Android Auto」欄がありますので、チェックボックスにチェックを入れ、ワイヤレス接続可能にします。

 


 

 

 

あとは 2 〜 3項を行えば接続されます。

 

2項で TLINK アプリが自動起動される場合はそのまま接続を待ちます。

 

TLINK アプリが自動起動されない場合は手動で起動すると接続処理に入り、数秒後に接続されます。



車のエンジンを切った後で、再びエンジンをスタートさせると自動でワイヤレス接続されるはずですが、自動接続しない場合は TLINK アプリを起動して手動接続します。

 

 

 

ナビアプリは MAPS.ME をメインにしています。

 

オフラインマップなのでデータ通信を消費しません。

 

サブで Yahoo! カーナビ を使い分けします。

 


あとは Spotify を2画面表示して視聴します。

 

radiko auto アプリをスマホにインストールすると Android Auto でラジオを聞けます。

 

 

 

 





2024-04-14

AQUOS sense6 の WiFi-AP 切り替え不具合を解消したお話し

 

 

WiFi-AP につながっていた AQUOS sense6 が、WiFi-AP エリアに移動しても切り替えされず、4G または WiFi-AP 接続を継続しようとする事象に陥っていました。

 

 

それまで接続されていた WiFi-AP から離れて、強い電波の WiFi-AP に移動しても、弱くなった電波の WiFi-AP から切り替わってくれないのです。

 

 

OPPO や Umidigi、iPhone SE3 などではちゃんと自動的に切り替わります。



AQUOS sense5G で同様の事例が下記にあり、Smart WiFi Selector や、WiFi Prioritizer アプリでは解消しなかったようです。


https://bbs.kakaku.com/bbs/J0000034432/SortID=24138465/#tab





【WiFi 接続管理アプリで解決】


WiFi Connection Manager というアプリがあり、これをインストールして設定したところ、うまく切り替るようになりました。

 

 

アプリを起動すると次の画面になります。

右上の(メニューボタン)をタッチします。

 

 

一番上が WiFi-APで 4番目が WiFi-APです。

 

 

 

【Settings】をタッチし、各項目についてウチでは次のように設定しました。

 

 

1.Display の設定

 


 

 

2.Scan の設定 

 


 

 

3.Connection Management の設定 ⇨ ココが重要

 


 

 ・Switch signal threshold:-65dBm に設定

  -65dBm よりも弱いときに切り替える設定

 

 ・Switch time threshold  :10 seconds に設定

  -65dBm 弱い状態が 10 秒以上で切り替える設定

 

 ・Skip poor signal network にチェックを入れる

  お粗末な信号レベルのネットワークに接続しない設定




4.Background service の設定



  アプリをバックグラウンドで動作させる設定


 

 

5.Misc の設定

 


 

以上です。

 

 

WiFi-AP から WiFi-AP のエリアに移動すると以前は切り替わらなかったのが、自動的に切り替るようになりました。

 

 

3項の Connection Management の設定で、

 

 ・Switch signal threshold:-65dBm に設定

 ・Switch time threshold  :10 seconds に設定

 ・Skip poor signal network にチェックを入れる

 

としたのが有効に作用していると思われます。

 

 

 

これにより切り替わらなかったストレスから開放されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-04-02

GL•iNet -- OpenWrt 搭載ルーター

 

 

1万円台で手に入る GL•iNet -- OpenWrt 搭載ルーターがお勧めです。

 

GL.iNet MT2500A に DS-lite ルーターとしての設定をしたお話し を参考ください。

 

 

PPPoE は勿論のこと、IPv4 over IPv6 方式である MAP-E や DS-Lite にも対応できます。

 

前者は V6 プラス、OCN バーチャルコネクトなどのサービス名で提供されており、後者は transix、Xpass などのサービス名で提供されています。

 

違いは前者が IPv4 の NAT 変換をルーターで行っているのに対し(NAT ステートレス)、後者は JPNE などの VNE 側(通信事業者)で行なっていることです(NAT ステートフル)

 

 

どちらの方式でも固定 IPv4 サービス契約でない場合、複数の加入者間で IPv4 アドレスを共有しており、一度に使えるポート数を制限しています。

 

 ・加入者1:ポート1 〜 ポート2

 ・加入者2:ポート3 〜 ポート4

 ・加入者3:ポート5 〜 ポート6

    ︙

    ︙

 

 

この制限は、一度に使えるセッション数に制限があるということです。

 

 

例えば Web サイト閲覧時に、一つのサイトで 100 セッションを越えることがあります(例えばニチバンサイト)。

 

 

複数のデバイスでネットを使っているとセッションオーバーになることがあり、利用中ポートが解放されるまで新たな閲覧ができない、またはタイムオーバーエラーになることがあります。

 

 

RTX830 の場合、ポートセービング IP マスカレードという機能があり、宛先 IP アドレスが異なれば同じポート番号が使えるという働きをします。

 

これによってセッションオーバーしにくいということですが、NAT 変換をルーター側で行う MAP-E 方式で有効な機能です。

 

 

 

OpenWrt ルーターではこのポートセービング IP マスカレードと同様のことが iptables で実現できるそうですが、未確認です(ウチは Xpass -- DS-Lite 方式 -- のため)。

 

  

 

GL•iNet 製品の中でも家庭用ルーターとしては AXT-1800 (WiFi 付き) または MT2500A (WiFi なし) が性能的にお勧めです。

 

 

MT2500A は WiFi なしですがハードウェアアクセラレーターが搭載されており、高性能で YAMAHA の RTX830 に迫る性能です。

 

 

AXT1800 はアマゾンで 15,000 円前後、MT2500A は1万円前後で入手できます。

 

次に示すのは AXT1800 です。

 

出典:GL•iNet 社の製品ページから抜粋

 

 

 

次に示すのは MT2500 (プラスチックケース)、および MT2500A (金属ケース) で仕様はまったく同一ですが、放熱性能がよい金属ケースの MT2500A がお勧めです。 


出典:GL•iNet 社の製品ページから抜粋

 


国内メーカー品に比しても安定稼働し、安価です。

 

 

OpenWrt を搭載していますので、ルーターとしての機能性も十分です。

 

 

 

ウチでは YAMAHA RTX830 を長らく使っていましたが、現在は MT2500A にメインルーターを変えています。

 

大変コンパクトで、光ケーブルが引き込まれている居間の中央監視盤(インタホン本体兼火災報知器)まわりがスッキリできるのが RTX830 を MT2500A に置き換えた理由です。

 

RTX830 は WiFi 機能なしルーターなので、以前はこれに WG1200HS4 を組み合わせ、ONU も結構な大きさでした。


まず、ONU を小型ONU に変更し、MT2500A をルーターにしたことで、中央監視盤まわりのゴチャゴチャがスッキリコンパクトになった、ということです。


 

当初は MT2500 に WiFi ドングル (IEEE802.11n) を挿していましたが、現在は IEEE802.11ac に対応している WG1200HS4 を WiFi-AP としてつないでいます。

 

 

Xpass ですが現在までにセッションオーバーとおぼしき事象には見舞われていません(と、思います)。

 

セッションオーバーはルーターの問題ではなく、IP アドレス共有型契約の IPv4 over IPv6 の宿命です。



セッションオーバーが多発するようであれば、ポートセービング IP マスカレードを行うか、全ポート(1 〜 65535)が使える固定 IP アドレス契約に変更するか(セッションオーバーにはならない)、です。